そもそも「相続とは一体何なのか」について考えてみました。
相続対策というと分割、納税、節税と大きく3つの対策がありますが、私たちが大切にしている円満な相続という観点では、相続人同士がその後も仲良く暮らしていけるよういかに財産分けするかという「分割」が最も大切で優先順位が高いです。
では、それが相続の本質かというとそれもまた違う気がします。
例えば相続人が3人いたとして、相続財産は全く平等には分けられない訳です。
するとなぜこの不平等な分割にしたかという被相続人の思い(気持ち)を伝える必要があります。
相続した不動産をすぐ売却する相続人がおられますが、被相続人はそれで良かったのでしょうか?
それが先祖代々伝わる等何らかの思い入れのある土地で、ずっと後世に引き継いでいきたい土地かもしれません。
そのようなことを考えますと、相続とは単に「分割」がうまくいけば良いわけではなく、被相続人の思いを伝えることがその本質で、ひいては被相続人の生き様を伝えることにつながってきます。
大切なことは「思いの継承」ということになりますね。
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